「竹取物語」は日本に現存する最古の「物語」であると考えられる。「竹取物語」がいつも中国の「嫦娥奔月」と「斑竹姑娘」と対比して研究することがあった。特に「嫦娥奔月」と比べる場合「道教」の思想を表現すると思われる。原因としては道教「不老不死」の思想が二つの作品から見られる。「嫦娥奔月」では嫦娥は凡人として不死の薬を盗んで飲んでしまい、昇天した。「竹取物語」ではかぐや姫は天人として罪を犯して人間で罰を受けた。罪の期限は過ぎた後帰らなくてはいけないわけである。不死の薬をを飲んで昇天した。一方、翁も帝も不死の薬を飲まなくて焼かせてしまった。盧（2009）によって帝が不死の薬を捨てることからその時期に道教を拒否すると表現できると述べた。それは仏教の影響を深く受けるではないかと考えてもよい。本稿ではその時期の日本はどれほど仏教を受容するかを巡って研究していく。