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本稿は、ことばと文化を結ぶ教育について、言語教育そのものを人間形成の支援のための文化的かつ社会的な営みであるという視点から論じた。それが、母語·第二言語·外国語といった、広い意味での言語教育全体の捉え直しにつながることも視野に入れつつ、具体的には、筆者自身の振り返りを手がかりとして、旧稿をもとにしつつ、ことばと文化を結ぶ日本語教育とは何かを考える言語文化教育学構築のための全体的な枠組みの展望を試みた。筆者の、ことばと文化の統合という課題へ向けてのさまざまな教育実践活動を自分誌的な立場から総合的に位置づけるものである。